時は江戸時代末期-----
  穏やかだった時代にもやがて陰りが見え始め、飽和した文化は封建社会の土台を揺るがし始めます。
  そんな動きに歯止めをかける為、幕府の政策は、より厳しいものへと変化していきました。
   
  様々な利権が渦巻くこの時代・・・・・・
  頻発する飢饉と百姓一揆、主家の没落や幕府のたび重なる諸藩取りつぶしによって
  行き場を無くした武士達が浪人となり、全国に流れ始めた時代でもあります。
  彼らは刀を持ち、家系や故郷を捨て、仕事と富を求めて放浪を続けていました。
   
   
  そんな時代の中、出島という特権を持ち、南蛮との貿易により栄える「天原」は、
  未だ豊かな時代を謳歌しているようでした。
   
  しかし、そんな天原にも時代という波は否応無く押し寄せてくるのです-----
 
- 幕府との権力関係が崩れ始め、
貧富の差が急速に広がっていきました。
当然そこには様々な利権が絡み、
利権はそれを得ようとする者と利用される者を産み出します。
権力の一つが大きくなれば、必ず対抗する勢力が生まれます。
 
そこに正義や悪という概念は
存在こそはすれ、意味は無いのかも知れません。
 
しかし、そんな中でも人々はたくましく生きています。
どんな時代であっても・・・・・・・・。

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