〜〜〜2003/03/08 比叡(後期)〜〜〜
皆さん、観てますか「武蔵」。
かねてからの「バカボンド」人気や、黒沢映画からのパクリ問題、果ては市川新之助の隠し子騒動など、各種話題性も手伝ってそこそこの視聴率のようです。

デカボイスと何の関係が?と思われるかも知れませんが、この「武蔵」の音楽を担当しているエンニオ・モリコーネさん、ご存知の方も多いと思いますが、「アンタッチャブル」の音楽も担当されています。ほーら、ハードボイルドつながり。

僕は、昔からこのエンニオさんが好きで、古くは「夕陽のガンマン」「荒野の用心棒」などのウエスタン、最近では「海の上のピアニスト」なども担当されていて、ホントよく聞きました。本編は観ていないのにサントラだけ買ったこともあります。「バグジー」とか。

実は、このエンニオさん、「遊星からの物体X」も担当しています。幅広いですね〜。
しかし、どんな音楽だったかぜんぜん思い出せません。ポトっとシャーレに落とした血がビヨヨヨヨ〜!っと物体Xになるシーンが強烈すぎて、記憶が飛んでしまい……。

幅広いといえば、デカボイスの作曲家、朝倉紀行さんも、相当に幅広い方で、ノリもよく、会話も楽しい兄貴肌なお人です。ゲームでの作曲活動としては、PS立ち上げ時の「クライムクラッカーズ」とか、アクワイアさんの「天誅」シリーズや「侍」も朝倉さんです。

そういえばデカボイスのレコーディング中、ちょっとした待ち時間に、僕がたまたま持っていた「ジパング」というコミックを薦めたことがありました。時間潰しにどうですかと。
この「ジパング」、現代最新鋭のイージス艦が、二次大戦の真っ只中にほうり込まれるというタイムトラベラーの傑作なのですが、実は朝倉さん戦艦大好きな人で……。
そこから一気に読書ターイム!

朝「でたー!大和!」
山「やっぱ大和って存在感ありますよね!」
朝「おいおい、アスロック発射しちゃったよ!」
山「そういう小心者が戦局を左右しちゃうんですよ!」
朝「これが21世紀の戦闘か!」

デカボイスの名曲の数々は、こうした馨り立つようなハードボイルドな空気から生まれてきたのでした(うそつき山本)。


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